さあ、楽しい音楽の時間デス lesson 3 [のだめカンタービレ]
ドラマ『のだめカンタービレ』は原作をうまく編集して作られています。原作のエピソードをできるだけたくさん盛り込んで、しかもドラマだから初回からのだめと千秋以外のキャラもちゃんと登場させて、でも違和感なく入り込めます。自分でも『のだめカンタービレ』は原作もドラマも音楽も愛しているので(ギャハ~、言っちゃった♪)ので、前後するエピソードはあると思いますが、自分なりにまとめて書いてみたいと思います。今回はヴィエラ先生に関してです。(※原作およびドラマについてのネタバレ満載です。ご注意ください)
やはりドラマ『のだめカンタービレ』ならでは魅力の1つは、音楽!でしょう!!(断言)なんで音楽って、こんなに楽しいんですかね~不思議です。昔から人だけじゃなく、きっと動物も、植物も、音に少なからず影響を受けてきたんでしょうね~。楽器を作った人ってどんな発想から作ったんでしょうか?もともと人には声という一番の楽器がありましたから、それに似せて作るところから始まったんでしょうけど、それにしてもオーケストラを見てると、本当に様々な楽器が、多様な音色を奏でますよね。一番音域があるのはピアノでしょう。でも、ピアノはオーケストラには入っていないんですよね。弦・管・打楽器で構成されたオーケストラは、楽曲によって編成・人数が違うんですが、それを統率するのが、指揮者です。
指揮者の仕事がどれだけ凄いことなのか、ドラマを見てマジマジと痛感しました。全ての楽器の音を聞き分け、楽譜を暗記し、作曲者の意図を演奏者と観客に伝える。交響曲は4楽章にもおよび、約1時間にもおよぶ長時間で、一つ一つの小節に意味があり、一つ一つの各楽器の音に耳をすませ、観客だけでなく、演奏者にも楽しませるのが、巨匠(マエストロ)の技なのでしょう。『のだめカンタービレ』には様々な指揮者が登場しますが、まず最初に登場するのが、セバスチャーノ・ヴィエラ。
原作ではイタリア人ですが、ドラマでは当時現役のチェコ・フィルハーモニーの常任指揮者だったズデニェク・マカールさんが演じていて、プラハのドヴォルザークホールでご本人の指揮するアントン・レオポルド・ドヴォルザークの「チェコ組曲」(ボヘミア組曲)が回想シーンで使われています。SP編でも使われていて、とっても印象的でした。ドヴォルザークは私も好きな作曲家で、CDも持っていて「ユモレスク」や「我が母の教え給いし歌」などのヴァイオリン曲や交響曲第9番「新世界より」の第2楽章は日本では”家路”として知られ、私は昔歌った「遠き山に陽は落ちて♪」のメロディーが大好きで、後でこの第2楽章から取られていることを知りました。これ聴くと今でも泣けるんですよね~なんででしょう?だから夕焼けとか好きなのかな?(笑)
アントン・レオポルド・ドヴォルザークは1841年9月8日、チェコに生まれ、青年期に教えを受けたベドルジハ・スメタナと共にチェコを代表する作曲家です。1歳年上のピョートル・チャイコフスキー(ロシア)や2歳年下のエドゥアルド・グリーグ(ノルウェー)などと同時期に生き、当時音楽のあまりさかんではない地域から(ヨーロッパ音楽の中心はドイツ、イタリア、フランス)の彼らのような音楽家達が、自分達の生まれた場所に根ざした音楽を取り入れたので、国民楽派と後世の人々から呼ばれています。チェコ組曲は1879年、ドヴォルザークがヨハネス・ブラームスに師事し、ヨーロッパで認められつつあった38歳の時の作品です。
チェコ組曲ニ長調(Ceska suita*[Czech Suite/Bohmische Suite*])Op.39,B.93
第1曲「前奏曲(パストラーレ)(Praeludium[Pastorale])」
第2曲「ポルカ(Polka)」
第3曲「メヌエット(ソウセツカー)(Menuette[Sousedska*])」
第4曲「ロマンス(Romanz[Romanza])」
第5曲「フィナーレ(フリアント)(Finale*[Furiana])」
この中でドラマでは第2曲のポルカと第5曲のフィナーレが使用されています。どちらも約6分程。第2曲のポルカはドラマの一番最初にかかっている曲で、ちょっと哀愁じみた序奏から楽しげなポルカ(舞曲)らしいメロディーになります。第5曲のフィナーレはドヴォルザークホールでの演奏で利用され、幼い千秋が呆然と感動に打ち震えているシーンから、飛行機事故の回想シーンまで(苦笑)初めて聴いた曲なのに、何故か懐かしく思えるのは、何故なのでしょう。ドヴォルザークの音楽は大好きなのに、実際プラハに行った時はスメタナの「モルダウ」しか思い出さなかったのは、何故?(苦笑)
さてさて、幼い千秋に衝撃を与えたセバスチャーノ・ヴィエラ。原作では二人の出会いからお別れまでが特別編という形で納められています。ピアニストだった父に連れられヨーロッパ中のオーケストラやオペラに触れてきた。しかし有名ピアニストとなった父との触れ合いはほとんどなく、音楽への情熱も失われつつあったその時、ヴィエラとの出会いが千秋の運命を変える。ヴィエラの指揮に感銘を受けた幼い千秋は、その日からヴィエラに近づきたいとオーケストラの練習に入り込み、コンマスの助けもあり、練習を見ながらヴィエラの弟子となり、指揮者を夢見る。まだ12歳の子供の千秋はあまり家に帰らない父親をヴィエラに重ねていたのかもしれない。
だが両親の離婚により日本に帰らなければならない千秋は、このまま一緒にいさせて!と頼む。だが・・ヴィエラは「僕は君の父親じゃない」と冷たく突き放す。しかし日本へ旅立つ日、ヴィエラは千秋に会いに来る。「僕達は音楽で繋がっている。君は私の弟子だから。」この言葉に救われた千秋は、必ず戻ってくると約束し母と共にヨーロッパを去る。まさかあんな事故になるとも知らず・・・日本を出られない体になってしまうなんて・・・。
幼い頃に出逢った師匠。それがとても素晴らしい出会いであったと、それがあったから今の自分がいる、と自覚できる人は幸せだと思います。千秋にとっては本当に運命的な出会い。これほどの衝撃的出会いではありませんが、私も小学校1年生の時に出会った担任の先生の言葉を今でも思い出します。「やってやれないことはない、やらずにできるわけがない」いつも背中を押してくれるこの言葉のおかげで、無謀なこともできるわけで・・・(苦笑)本当に先生には感謝しています。ありがとうございました。この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。






noel様、こんにちは。nice!ありがとうございます!
by ピョル (2008-02-16 09:24)
ピョルさん、こんにちは~。お風邪はもう治りましたか~?
さて、ドヴォルザーク、私も好きですよ~。
チェコ組曲はよく知りませんが、ピョルさんのおっしゃる「ユーモレスク」「わが母の教え給いし歌」「新世界」そして「スラブ舞曲第8番」なんかが好きです。
指揮者については特別この人の指揮が~というのは意識したことはありませんが、同じ曲を演奏していてもオーケストラや指揮者が変わるとぜんぜん違うのでしょうね~。
ところで以前、オーケストラの中のビオラの音を聴くことができたら通だ、と聞いた事があります。地味で目立たないけれどけっこう重要だ、とも聞いた事があります。ヴァイオリンの音はわかりますけど、ビオラの音は???
スコアを見ながら聴くと聞き取れてくるとかしら??ピョルさんはいかがですか~?
ちなみにオーケストラの中で私の一番好きな音色はオーボエです。
新世界の第2楽章の主旋律はオーボエに似たイングリッシュ・ホルンですが、いいですね、この音色。どこか郷愁を感じさせますね。
by MCシエナ (2008-02-19 13:41)
MCシエナ様、こんばんは。コメントありがとうございます。
私も意外とドヴォルザーク好きだった~と書いてて気付きました(笑)
私も指揮者についてはとくにどの方が有名なのか(小澤さんは別として)わからないんですが、その人のテンポや曲の世界観が人それぞれですので、同じ曲でも印象は大分異なると思いますよ。
ヴィオラなんて・・・まだまだですよ。だってオーボエとクラリネットが、まだはっきりと聴き分けられませんから(苦笑)耳慣らしの勉強としてラヴェルの「ボレロ」をスコアを見ながら聴かなきゃわからないかも(苦笑)
MCシエナ様はオーボエがお好きなんですね~♪そうだな~曲にも寄りますが、フルートか、チェロかな~私は。
by ピョル (2008-02-19 19:13)
ピョルさん、こんばんは♪
遅い時間に失礼いたします~。
昼にオーボエの音色が好きだと書いたばかりですが、さっき「のだめ7話」を見ていたら、オーボエ協奏曲が出てきてびっくりしました!
7話にこの曲が出てくることなど全く知らなかったのに、なんだかセレンディピティな気分です!
それに、のだめのオーボエが好きだと言ってましたね。私も大きく頷いてました。
それから、以前にブラームスの交響曲第1番のCDを探すためネットで検索したら何故か「のだめ」という言葉がたくさん出てきた理由がやっとわかりました!
どうもお邪魔しました。
by MCシエナ (2008-02-20 00:20)
MCシエナ様、こんにちは!コメントありがとうございます!
そうですか、ついに黒木君の登場ですね!(笑)私も今まではオーボエなんて眼中になく(あわわ・・・)でも、いい音色ですよね~オーボエ。
ブラームスの交響曲第1番は、私も「のだめ」で知って好きになった曲です。実は、ネットサーフィンして今週日曜日に「エレティール」というアマオーケストラの定期公演(下記参照)があり、演目にブラ1が入っていました。チケットプレゼントということで、思わず申し込みをしてしまいました。生でオケが聴けるのを楽しみにしています!
http://www.eltl.org/
by ピョル (2008-02-20 12:52)